体温が34度台の人が増えているらしい
先日お越しくださったクライアントさんが、「体温を計ったら34度台でした」と仰ってました。ここ10年ほどの間に、平熱が35度台のいわゆる低体温の人が増加傾向にありますが、34度台はあまり聞いたことがありませんでしたので、正直なところ驚きました。
というわけで、実際に体温が34度台の方がどれくらいいるのか、お越しくださる他のクライアントさんから情報収集してみました。
結果は、27名中8名が34度台を経験していることが判明しました。予想以上に多かったです・・・。
※常に34度台ということではなく、34度台の日もある、という意味です。計測する時間や月経周期にも影響されているものと思われます。
一般的に、体温が低いと免疫システムが上手く機能しない為、風邪を引きやすくなったり、内臓の活動が低下する等の弊害があり、健康的と見做されることが少ないです。
それにしても、34度台の方が相当数いらっしゃったことに驚きです。一昔前と比較して、実際に増加傾向にあるのならば、相応の理由があるはずで、筋力の低下、食生活の変化などが原因では、などなど、諸説ありますがどうなんでしょうね・・・。
ちなみに、体温が高くなるほど体内の活性酸素が増加する事が判明しており、逆に、体温が低いと活性酸素は減少します。その活性酸素は、細胞を傷つけるため老化を早める要因とされています。ということは、「低体温だと老化しにくい」とも言えるはず。
そう考えると、「低体温だと良いことなし」というわけでもないのかも?
疲労がでやすい時期です
一般論で言うと、冬の寒い時期は交感神経が緊張しやすく、夏はその逆で、交感神経はあまり緊張しません。とはいえ、体温を越えるくらいの気温になってしまうと、実は暑さもストレスになります。つまり交感神経が緊張してしまうのです。冬ほど長い期間ではありませんが、真夏も身体に負担がかかっているわけですね。
交感神経が緊張すると、身体は緊張を起こすのですが、その時血流やリンパ液等の体液は滞りがちになります。そして体液が停滞傾向になってしまうと、カラダに不具合が発生します。
それで、不具合の生じるタイミングが、厳しい暑さが多少なりとも緩和し、身体の緊張が解けるときです。要するに季節の変わり目ですね。今でも日中日差しが強いとかなり暑く感じますが、朝晩は随分と過ごしやすくなってきましたが、それはつまり、身体に不具合が出始める時期、しんどい時期なのです。
真夏の暑かった時期に、エアコンで身体を冷やし過ぎたり、冷たいものを摂りすぎたりした人ほど、ダメージも大きく、よりいっそうしんどく感じてしまうものです。
従いまして、夏から秋に差し掛かる今の時期は体調を崩しやすい時期でもありますので、これまで以上に、しっかり休息をとって疲労を翌日に持ち越さないことが大切になるわけですね。
そういう意味では、健康という観点から考えると、秋の大型連休は非常に有意義ですね。もう、一週間後に迫りましたが、連休をひたすら遊びに費やすのではなく、身体の休息のために利用したいところです。皆様方におかれましては、くれぐれもご自愛くださいませ。