力関係を把握するための犬社会のオキテ?

クライアントさんが教えて戴いたお話し。

 

天気も良いので、何をするでもなく近所の公園のベンチで座っていたところ、反対側のベンチ(推定距離30メートル)付近に柴犬を連れた女の子が現れたそうな。何気に眺めていると、女の子は柴犬のリードを外してボール遊びを始めたのだとか。

 

公園には子供を含めて、他にもそれなりに人がいたらしく、「犬を放しても大丈夫か?」と思いきや、柴犬さんは、周囲の人には目もくれず、ひたすら飼い主の女の子が投げるボールを追いかけては拾って戻るを繰り返していたそうな。実にお利口さんですね。実に和める一幕です。

 

それで、機嫌よく遊ぶ女の子と柴犬さんを微笑ましく眺めていると、ふとした拍子に柴犬さんと目があってしまったそうな。すると、柴犬さんは30メートルほど向こうから、人ごみを掻き分けて、こちらに駆け出してきたらしい。


「え?」と思っていたら、まもなく、クライアントさんの元に到達し、あろうことか、ジーンズの裾に噛みついて離れなくなってしまった模様・・・。

 

クライアントさんいわく、「なんで俺やねん・・・」とのこと(笑)。どういう心理なんでしょうね?動物は自分よりも弱い個体を見つけると、力関係、位置づけを把握するために攻撃的になることがあると言いますが、それに近いのでしょうか。

 

その後、女の子は平謝り。怪我を負わされたわけでもなく、子供相手なのできつくあたるわけにもいかず。「犬を放す時は気を付けてね」と注意するにとどめて、公園を後にしたのだとか。他人事だと笑えますが、当事者になると笑えません。何はともあれ、怪我がなくて良かったです。

 

 

彼岸花の季節

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、暑くもなく寒くもなく過ごしやすい一日となりました。

 

犬の散歩をしている途中で、彼岸花をみかけたのですが、猛暑であろうと、冷夏であろうと毎年お彼岸の頃に咲きます。咲いている期間はせいぜい一週間程度であることを考えると、ほんとに不思議ですね。

 

気になったので調べてみたところ、彼岸花が開花する条件には、「温度が関係している」という説と、「日照時間に影響を受ける」という説がありました。実際のところ、良くわかっていないということでしょうか。

 

彼岸花アルカロイドを多く含むため有毒植物という扱いになりますね。アルカロイドを誤って摂取してしまうと、量によっては中枢神経を麻痺させてしまいますので侮れません。

 

とはいえ、薬とは基本的に毒です。毒を適量だけ用いることによって、身体の一部の機能を麻痺させたり、あるいは、過敏にさせることで症状を解消、軽減しているわけですね。実際に彼岸花に踏むまれる毒成分のひとつ、ガランタミンはアルツハイマー病の治療薬として利用されています。

 

毒の有無は横に置いといて、周囲に咲いている花や植物を目にすることにより、季節を知ることができるのは素敵なことだと思います。引き続き素敵な連休をお過ごしください。

 

運動会で転倒を防止するシューズがあるらしい

今年の夏は一時期うんざりするくらい暑かったですが、お盆くらいから朝晩が過ごしやすくなりました。秋の訪れが早かったですね。

 

春ではなく、秋に運動会や体育祭を行う小中学校では、ちょうどこの時期に練習をするわけですが、例年だと暑くて気の毒に思っていました。今年は過ごしやすい気候が続いていますので、児童にも無駄に負担がかからず良いことです。

 

ところで、お越しくださるクライアントさんから教えて頂いたお話ですが、近年、運動会のトラックリレーにおいて、コーナーで転倒してしまう児童が目立つそうです。原因としては、筋力や関節の柔軟性、バランス感覚の低下など、いろいろと想像できます。


それで、トラック競技にて転倒を防止するために、左足の外側と、右足の内側に、滑り止めの突起物(スパイクということになるのでしょうか)を備えたシューズが販売されているそうです。このシューズさえ履いていれば、コーナーでもしっかりと地面を蹴る事ができるので、転倒することもなくなり、安心あんしん。とのこと・・・。

 

うーん、これってどうなんでしょう?高齢者の方なら転倒すると骨折してしまう可能性があり、下手をすれば入院することになりかねません。入院を余儀なくされて、数週間寝たまま過ごすということは、筋力が低下することを意味します。


そして、骨折が治ってからも筋力は元に戻らず、体力まで一気に低下してしまうことが少なくありません。従いまして、高齢者の方であれば、まずは転倒しないよう最善をつくす、という方針も頷けます。


ところが、小中学生といえば、筋力はもちろん、バランス感覚も成長していく頃です。
その大切な時期に、シューズに頼って転倒を防止すると、運動に関する能力の発達を妨げてしまいかねません。

 

若い頃から、運動能力やバランス感覚が育っていないと大人になってから、あるいは、高齢者になってから転倒する可能性がうんと高くなってしまいます。それを考えると、育ち盛りの小中学校の頃なら、何度か転んで怪我をすることがあっても、特殊なシューズに頼らずに過ごした方が良いような気がします。

ダイエットコーラはダイエットに向いているか?

なかば都市伝説として、「太っている人はコーラを愛飲している」というものがありますが、お越し下さるクライアントさんを見る限りでも、そういう傾向があるように思います。

 

実際に、コーラのカロリーは結構なものだったりします(以下は、500ml あたりのカロリー)。

 

◇ コカコーラ           215Kcal
◇ コカコーラ レモン       230Kcal
◇ CCレモン           200Kcal
◇ 午後の紅茶ミルクティー     165Kcal

 

コーラは、依存性が強く癖になりやすい飲料水だと言われていますが、そもそも、コカコーラのコカの由来はコカインなんですね。市販のコカコーラには、もちろん、コカインなんて含まれていませんが、商品のコンセプトとして、「コカインのように中毒性のある商品を!」という方向性で開発されていても不思議ではありません。

 

むしろ、飲料水に限らず、スナック菓子なんかも、それくらいの心意気で開発しているでしょう。ゆえに、「体重は増やしたくないけどコーラはやめられん!!」という既存顧客への需要を満たすべく、カロリーを減らしたダイエットコークなる商品も存在しているんでしょうね。

 

実際に、コーラから、ダイエットコークに乗り換えた方で、減量に成功したというお話は聞いたことありません(あくまでも僕の周囲ですが)。そもそも、炭酸水には胃のぜん動運動を促進する作用があります。ぜん動運動が活発になると、食欲が増進してしまう、これは避けられないでしょう。

 

「いや、炭酸飲料は飲んでるけど、食べ過ぎたりとかしません。むしろ、満腹感があるよ?」という印象を持っている方もいらっしゃると思います。確かに、炭酸飲料を飲むと、お腹が張りますので、一時的に満腹感を得られます。

 

ですがそれは、あくまでも一時的です。仮に数時間に渡って満腹感が持続するのであれば、それはつまり、適量を超えて飲み過ぎている、ということを意味します。飲みすぎてしまうのなら、ダイエットコークを選んでいる意味がありません・・・。

眠るときに健康に良い姿勢は存在するか?

私事で恐縮ですが、寝るときは必ずうつ伏せで寝ています。あと、なにがなんでも和室。畳に限る。それが健康的なのか、と問われると、「わかりません」と、応えざるを得ないのですが(苦笑)。


たんなる、これまでの習慣で未だにそうしているだけです。うつ伏せ寝がいちばんしっくりくる、ただそれだけのことで、意味はありません。あえて理屈をつけるなら、仰向きで眠ると、お腹が無防備になってしまいますので、なんとなく安心して眠れないんです(笑)。就寝中、実際にお腹を踏まれる可能性は限りなくゼロに近いのですが、寝てるときに踏まれたらダメージは大きいです。

 

犬や猫を買っている方なら、ご理解いただけると思いますが、自宅など安心できる環境であれば、彼(彼女)らもお腹をだして眠ります。知らない人が近くにいたり、旅行に連れて行ったりして環境が変ると、お腹を晒して寝ることはまずありません。そもそも、獣社会において、腹部をさらけ出すことは服従の証ですよね。

 

というわけで、うつ伏せ寝で安心するのは、DNAによる太古の記憶がそうさせているに違いありません(適当)。ただし、ヒトの場合は頚部に恐ろしく負担がかかってしまいます。決してうつ伏せ寝を推奨しているわけではありません、ということだけは申し添えておきます。

 

そもそも、仰向きで寝ようが、横向きで寝ようが、必ず身体のどこかには負担がかかってしまうものです。それで、負担がかかる部位を変えるために寝返りをうつわけですので、寝返りをうてる状態であれば、寝始めの体位はさほど重要ではないでしょう。


寝方の健康を考えるのであれば、寝返りをうてるスペースをしっかり確保することの方が大切です。あとは、個人の好みや、身体のバランスによって、眠りやすい姿勢は変ってきます。従いまして、万人に共通する絶対これがいい、と断言できる寝方は存在しないのでは、と考えています。

 

※一部の疾患や怪我を患っている場合はこの限りではありません